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トヨタにエールを・・・あれ? [思想と科学]

頑張れトヨタ。
と昨日書いたわけだが・・・

TV で公聴会の様子を一部見た。トヨタ日本法人の社長さんと北米トヨタの社長さん(いずれも日本人)が証人(?)として招聘され、下院議員の質問に答えていた。

このトヨタの社長さんがね・・・なんつーか、話しベタ。最初にこの問題に対してトヨタは真摯に受け止めて最大限の対応をしてますよ、っていう演説を英語でぶったんだけど、ほぼずっと用意した原稿を見つめて下向いたままほとんど棒読み。何のためにここに来たか、なぜ英語でわざわざ話してるのかって、そりゃ私たちは真剣です!ってアピールしたいからでしょ?なのにこりゃいけませんぜ。通訳を介すことにはなるけど、これだったら日本語でもみんなに語りかけた方がいいんじゃないの?と思ってしまいました。テロップで「最終学歴は Massachusetts のなんとか大学 MBA」とか出されちゃってたからちょっとカッコ悪いかもしれないけど。あと、質問に対する答えも長いわりにはなんだかあいまいというか、それ以上に時折危ういことも。質問してる議員さんもイラついたのか、「私は議員なので細かいことを言われても困る。Yes か No かで答えて欲しい」なんて詰め寄る一幕も。質疑は通訳を通していたので、議員さんもどかしかったのかもしれないけど。それにつられたのかどうのか、トヨタの社長さんから「私も技術者出身ではないのであまり詳細は分かりませんが・・・」なんて発言もあって、うわーそれいっちゃまずいでしょ最高責任者だから呼ばれてるんだよアンタ?って冷や冷やしちゃいました。あと、議員さんの発言が終わらないうちに話しだしたりとかもしてたな。
反面、北米トヨタの社長さんはとても立派。英語がうまいってのが大きいのかもしれないけど、冒頭の演説では原稿に目を落としはするもののフレーズごとにきっちり前を向いて話していたし、質問に対しても相手の言う事をしっかり聞いてからしっかり返す、というキャッチボールがちゃんと出来ていた。ちなみに北米トヨタの社長さんは通訳を介さずに議員さんと直でやりあっていた。

んー、原稿読むにしてもちゃんと話しかけたい人に向かって話すとか、質問は最後まで聞くとか、少なくとも相手に何かを伝えたいのであればこれってメチャ基本的なことだと思うんだけど。前にどっかで「日本人は相手の話が終わる前に話し出すから議論にならん」みたいな西洋人の意見を聞いたことがあるんだけど、まさに実例を見たって感じ。これって日本の文化なのかね?英語がうまいとかヘタとかそういう問題ではないよな。けど相手の言う事を遮るのは日本でも失礼だと思うんだけど。どうでしょ?
日本人が議論ベタっていうのは、そういう基本的な議論の「ルール」を知らないってのが大きいのかもしれないな、と TV を見てて思いました。ルールってほど大げさなもんじゃないけど、その大げさじゃない基本事項すら知らないようじゃ議論にならんわな、と。どうでしょ?
トヨタの社長さんは創業者の孫らしいけど、蝶よ花よでここまで来たせいで議論なんかしたことない、とかまさかそんなことはないよな?大丈夫だよな?

しかしまあ・・・社員はそんなこと関係なしに頑張ってることでしょう。だからもう一度。

頑張れトヨタ!
(の社員さん。社長さんも)

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